解体工事の見積り依頼をする際、立ち会いが必要なのか判断に困ることがあります。
解体業者からは、立ち会わなくても構わないとの返答をもらっても高額な費用が必要な工事であることは見当がつく為、「本当に大丈夫なんだろうか？」と不安に思うことがあると思います。
そこで今回は、名古屋の解体工事の専門家が解体工事見積り時の立ち会いについて詳しく解説します。
解体工事の見積り時には、ズバリ「立ち会うべし」
遠方に住まわれている等、特別な理由がない限り解体業者が現地調査する際には、一緒に立ち会うべきです。
その理由について下記にて解説します。
1.解体業者の雰囲気がわかる
ホームページ等をご覧になって解体工事の見積り依頼をされることと存じますが、当然のことホームページ内には良さそうな情報しか掲載されていません。
実際にその解体業者の担当者と接することのできる見積り時の現地調査は、その人となりや雰囲気、マナーからその後の工事の対応についてもある程度の信頼度を見極めることができます。
解体業者選びにおいて信頼できる解体業者であるか否かは、見積り金額にも優る最優先事項ともなりますので、しっかりとご自身の目で確認することをオススメします。
2.解体業者の目線での疑問項目を確認できる
お客様が解体工事の内容について解体業者へ伝えておきたいこともあるかと思います。
そのことについては、ぜひお伝えいただきたいのですが、解体業者は実際に解体工事をするにあたって確認したい事柄が現地を拝見すると多々出てきます。
その内容については、個々のお客様の物件によって違い、実際に解体工事を施行するプロとしての確認事項となりますので、お客様から事前にお聞きしておくことが難しい内容となります。
その場にお客様がいらっしゃいましたら迅速に確認することができますので、早期の見積り提出にも繋がります。
3.残置廃棄物の見積りも正確に金額がわかる
立ち会いをされなくても外部から建物解体工事については、御見積りを作成することは可能です。
しかし、室内の残地ごみについても一緒に処分を頼みたいと考えている場合には、立ち会いが必須となります。
室内に入って実際にその荷物も確認する必要があるため、確認できてない項目については、「別途見積り」と見積書には表示されます。
正確な総費用を知り得るためにも立ち会いが必要なのです。
4.意思疎通の相違をなくす
「ブロック塀は、ここで切断して一部残して欲しい」
「この樹木は、残して欲しい」
「物置は、残して欲しい」
このようなご要望がある場合には、電話等の口頭で正確に伝えることは難しいこともあります。
また、「言った、聞いてない」などの意思疎通が不透明になってしまうことを避ける為にも直接伝えることが有効的です。
工事が着工してしまってから伝えたのでは、もう遅いこともあります。
工事前に解体業者とコミュニケーションをしっかり行うことができれば安心して工事を行うことができます。
まとめ
解体工事の見積り時の立ち会いについては、必ずしも立会いしなければならないものではありませんが、上記のような理由から可能な限り、立ち会うことをおすすめします。
少なからず近隣の方にも影響のある大きな工事となりますので、ご自身の責任として現地での打ち合わせを怠らないようになさってください。
また、店舗やオフィスの内装解体や原状回復工事の見積りには、必ず現地調査をする際に施錠を開けていただく必要があるため、必然的に立ち合いが必要です。
合わせて管理会社の方にも立ち会ういただくことで、より綿密な内容が把握できますので可能でしたらお願いしてみるのも良いでしょう。
この記事を書いた人
株式会社メタルトラスト
解体e-NAVI事業部
代表取締役 都築将慶
■1977年生まれ
■愛知県出身
■保有資格
解体工事施工技士、足場の組立て等作業主任者、コンクリート造の解体等作業主任者、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者、木造解体作業指揮者、職長・安全衛生責任者、石綿使用建築物等解体業務、全トヨタ作業責任者及び高所・感電、車両系建設機械、ガス溶接、高所作業車、自由削用砥石の取替、振動工具他
愛知県名古屋市の
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